お盆休みを利用して木型を制作しました。
そもそも帽子は分業が進んでいるので、木型は木型屋さんの領域なのです。
ですが、現在は職人さんがほとんどいないので、いつのまにか自分で作る事が増えてきました。
今回は材木屋さんのお勧めで、初めて桐の木を使っての挑戦。
実は桐は帽子との繋がりもあって興味をそそられたのですが、程度の良い桐の無垢材は貴重だそうです。
私が木型用の樹種に求めるモノは、実際に作る際の加工のし易さ、帽子を作る道具としての使い易さです。
木工については完全に自己流なので実践あるのみです。
実際に作ってみて感じたのは
加工において桐のメリットはヤスリでの成形し易さ、デメリットは筋っぽいので鉋などの刃物に繊維が引っかかることと、密度が低いので角などが欠け安い事。
道具としてのメリットはとても軽い、デメリットは柔らかいので傷がつき易い事です。
あとは実際に木型として使ってみて判断していきたいと思います。
頭の中のイメージは完成していても、形にした時のギャップがあるので一体どんな帽子になるのか・・・
今から制作が楽しみです。
写真の手前3点が桐材です。