Hat Body

帽子材料の名称で日本では「帽体」と呼ばれています。
型物と呼ばれる木型や金型などの型に入れて整形する、帽子のボディ部分になります。
ボディーそのものは大雑把な帽子の形で鍔(つば)のないフードもしくはベル型(Com Shape)と呼ばれるものと、鍔つきのキャペリーン型(Capeline Shape)の2種類があります。
メーカーではヘッドサイズやつば幅(ブリム幅)、クラウンの高さ別に注文が可能になっていますが、最低ロットもあるので問屋さんでは一般的な頭の形の展開になっています。

夏物の材質は椰子などの天然草を編んだものです。編み方は大きく分けて石目編み(平編み)アジロ編み(綾編み)、特殊編み(鎖編みやレースなど前記以外)の三種類です。

冬物は獣毛をフェルト化したもので作られます。獣毛の種類は羊、兎、ビーバーが主流です。その他にはミックスと呼ばれる先の原毛を比率を変えて混ぜたり、高級素材で名高いカシミヤやビクーニャ(VICUNA)などもフェルトもあります。
紳士ものだとヌートリアを混ぜた物も以前は使われていました。フェルトは大別すると羊のカールした縮絨しやすい毛のウールフェルトと兎など中空構造の直毛(ヘアー)のファーフェルトの2種類です。

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